前回は、十干について解説した。
十干とは? 甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸で恋愛相性を読む
十干は、木・火・土・金・水の五行を陰と陽に分け、その人が持つ力の性質や表し方をとらえるものである。
しかし、人の性質は、その人自身の力だけで決まるものではない。
同じ樹木であっても、暖かな春に立つ木と、厳しい冬に立つ木では成長の仕方が違う。
同じ火であっても、真夏に燃える火と、寒い夜を照らす火では、求められる役割が変わる。
十干がその人の持つ「力」を表すなら、
十二支は、その力が置かれている時間・季節・方角・環境を表す。
今回は、星導界の相性診断を作るための知識として、
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支を整理していく。
十二支は、動物の性格占いではない
十二支って、子年はねずみ、丑年は牛みたいな、いわゆる干支のことやろ?
一般にはそう思われているわね。
でも、算命学で見る十二支は、動物の性格を当てはめるものではないの。
ねずみ年だから素早いとか、牛年だから我慢強いとかではない?
動物は十二支を覚えやすくするための象徴。
十二支が本来表しているのは、季節や時間、方角、自然界の気の移り変わりよ。
十二支と聞くと、多くの人は、生まれ年に割り当てられた動物を思い浮かべる。
しかし、算命学における十二支は、単なる動物の分類ではない。
自然界を巡る気の流れを十二段階に分け、それぞれに、
- 季節
- 時刻
- 方角
- 陰陽
- 五行
を割り当てたものである。
十二支は、一年の中で季節が移り変わる流れでもあり、一日の中で時間が巡る流れでもある。
つまり、十二支とは、自然界の中で気がどのような状態にあるのかを示す時間と環境の記号ともいえる。
十干は「天の気」、十二支は「地の気」
十干と十二支の違いを理解するために、
算命学では十干を「天干」、十二支を「地支」と呼ぶことがある。
十干は、天から与えられた純粋な気の性質を表す。
甲なら大樹、丙なら太陽、庚なら刀剣、壬なら海というように、
その人が持つ力の質を自然界の姿へ置き換えて捉える。
一方の十二支は、その力が地上のどの季節、時間、方角に置かれているのかを表す。
理解の入口としては、
十干は登場人物の性質、十二支はその人物が立っている舞台と考えると分かりやすい。
ただし、十二支は単なる背景ではない。
舞台となる環境は、登場人物の行動や力の表れ方へ影響を与える。
春の木は自然に成長しやすい。
冬の木は、寒さに耐えながら春を待つ必要がある。
夏の火は勢いを増しやすいが、冬の火は周囲を暖める貴重な存在となる。
同じ十干を持つ人でも、どの十二支と組み合わされるかによって、性質の表れ方は変わる。
十二支は「生まれ年」だけにあるわけではない
一般的な干支占いでは、生まれ年の十二支だけが使われることが多い。
しかし、算命学の命式には、年・月・日のそれぞれに十二支が存在する。
たとえば、
- 年の十二支
- 月の十二支
- 日の十二支
というように、一人の命式の中には複数の十二支が配置される。
出生時刻まで使用する体系では、さらに時の十二支も加わる。
そのため、「私は寅年だから、寅の性格である」
というだけでは、その人の命式を十分に説明できない。
年支が寅であっても、月支が子、日支が酉ということもある。
どの十二支が、命式のどの場所に置かれているかによって、表す意味は変わってくる。
恋愛相性では、とくに日支が、本人の生活基盤や家庭、パートナーとの関わりを考える材料になる。
ただし、日支だけを見るのでもない。
年支・月支・日支を重ね、二人の十二支同士にどのような動きが生まれるかを読み解く必要がある。
干支とは、十干と十二支の組み合わせ
普段「えと」と呼ばれている言葉は、漢字では「干支」と書く。
干は十干。支は十二支を意味する。
つまり干支とは、十干と十二支を組み合わせたものである。
最初は、
甲子
乙丑
丙寅
丁卯
という順番で進んでいく。
組み合わせは全部で60種類。この60種類が「六十干支」となる。
六十干支は60回で一周し、再び甲子へ戻る。
算命学では、年・月・日にそれぞれ六十干支が割り当てられ、その組み合わせから命式が作られる。
六十干支一覧|読み方と順番
六十干支は、十干と十二支を順番に組み合わせた60種類の干支である。 甲子から始まり、癸亥まで進むと、再び甲子へ戻る。
| 順 | 干支 | 訓読み | 音読み |
|---|---|---|---|
| 1 | 甲子 | きのえね | こうし |
| 2 | 乙丑 | きのとうし | いっちゅう |
| 3 | 丙寅 | ひのえとら | へいいん |
| 4 | 丁卯 | ひのとう | ていぼう |
| 5 | 戊辰 | つちのえたつ | ぼしん |
| 6 | 己巳 | つちのとみ | きし |
| 7 | 庚午 | かのえうま | こうご |
| 8 | 辛未 | かのとひつじ | しんび |
| 9 | 壬申 | みずのえさる | じんしん |
| 10 | 癸酉 | みずのととり | きゆう |
| 11 | 甲戌 | きのえいぬ | こうじゅつ |
| 12 | 乙亥 | きのとい | いつがい |
| 13 | 丙子 | ひのえね | へいし |
| 14 | 丁丑 | ひのとうし | ていちゅう |
| 15 | 戊寅 | つちのえとら | ぼいん |
| 16 | 己卯 | つちのとう | きぼう |
| 17 | 庚辰 | かのえたつ | こうしん |
| 18 | 辛巳 | かのとみ | しんし |
| 19 | 壬午 | みずのえうま | じんご |
| 20 | 癸未 | みずのとひつじ | きび |
| 21 | 甲申 | きのえさる | こうしん |
| 22 | 乙酉 | きのととり | いつゆう |
| 23 | 丙戌 | ひのえいぬ | へいじゅつ |
| 24 | 丁亥 | ひのとい | ていがい |
| 25 | 戊子 | つちのえね | ぼし |
| 26 | 己丑 | つちのとうし | きちゅう |
| 27 | 庚寅 | かのえとら | こういん |
| 28 | 辛卯 | かのとう | しんぼう |
| 29 | 壬辰 | みずのえたつ | じんしん |
| 30 | 癸巳 | みずのとみ | きし |
| 順 | 干支 | 訓読み | 音読み |
|---|---|---|---|
| 31 | 甲午 | きのえうま | こうご |
| 32 | 乙未 | きのとひつじ | いつび |
| 33 | 丙申 | ひのえさる | へいしん |
| 34 | 丁酉 | ひのととり | ていゆう |
| 35 | 戊戌 | つちのえいぬ | ぼじゅつ |
| 36 | 己亥 | つちのとい | きがい |
| 37 | 庚子 | かのえね | こうし |
| 38 | 辛丑 | かのとうし | しんちゅう |
| 39 | 壬寅 | みずのえとら | じんいん |
| 40 | 癸卯 | みずのとう | きぼう |
| 41 | 甲辰 | きのえたつ | こうしん |
| 42 | 乙巳 | きのとみ | いつし |
| 43 | 丙午 | ひのえうま | へいご |
| 44 | 丁未 | ひのとひつじ | ていび |
| 45 | 戊申 | つちのえさる | ぼしん |
| 46 | 己酉 | つちのととり | きゆう |
| 47 | 庚戌 | かのえいぬ | こうじゅつ |
| 48 | 辛亥 | かのとい | しんがい |
| 49 | 壬子 | みずのえね | じんし |
| 50 | 癸丑 | みずのとうし | きちゅう |
| 51 | 甲寅 | きのえとら | こういん |
| 52 | 乙卯 | きのとう | いつぼう |
| 53 | 丙辰 | ひのえたつ | へいしん |
| 54 | 丁巳 | ひのとみ | ていし |
| 55 | 戊午 | つちのえうま | ぼご |
| 56 | 己未 | つちのとひつじ | きび |
| 57 | 庚申 | かのえさる | こうしん |
| 58 | 辛酉 | かのととり | しんゆう |
| 59 | 壬戌 | みずのえいぬ | じんじゅつ |
| 60 | 癸亥 | みずのとい | きがい |
この一覧では「きのとうし」「ひのとひつじ」のように、 十干の訓読みと十二支の読みを続ける表記を採用している。 資料によっては「きのとのうし」のように、 陰の十干と十二支の間へ「の」を入れる場合もある。
十二支一覧|陰陽五行・季節・方角・蔵干
十二支には、それぞれ陰陽五行・季節・方角が割り当てられている。 さらに十二支の内側には「蔵干」と呼ばれる十干が含まれており、 表面上の五行だけでは見えない性質を形作っている。
| 十二支 | 読み | 陰陽 | 五行 | 季節 | 方角 | 蔵干 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 子 | ね | 水 | 冬 | 北 | 癸 | |
| 丑 | うし | 土 | 冬 | 北北東 | 己 癸 辛 | |
| 寅 | とら | 木 | 春 | 東北東 | 甲 丙 戊 | |
| 卯 | う | 木 | 春 | 東 | 乙 | |
| 辰 | たつ | 土 | 春 | 東南東 | 戊 乙 癸 | |
| 巳 | み | 火 | 夏 | 南南東 | 丙 戊 庚 | |
| 午 | うま | 火 | 夏 | 南 | 丁 己 | |
| 未 | ひつじ | 土 | 夏 | 南南西 | 己 丁 乙 | |
| 申 | さる | 金 | 秋 | 西南西 | 庚 壬 戊 | |
| 酉 | とり | 金 | 秋 | 西 | 辛 | |
| 戌 | いぬ | 土 | 秋 | 西北西 | 戊 辛 丁 | |
| 亥 | い | 水 | 冬 | 北北西 | 壬 甲 |
十二支の内側に含まれる十干のこと。 同じ土性の十二支でも、丑・辰・未・戌では内包する蔵干が異なるため、 性質や力の現れ方にも違いが生まれる。
子(ねずみ):新しい命を育む始まりの力
子は、陽の水性を持つ十二支である。
季節では冬、方角では北に位置する。
静かな冬の世界で、新しい命が芽吹く準備を始める時期を表している。 表面は穏やかに見えても、その内側には未来へ向かう大きな可能性と生命力が秘められている。
恋愛では、一度心を決めた相手を大切に想い、 少しずつ信頼を積み重ねながら関係を深めていく性質として表れやすい。
一方で慎重になりすぎると、 本音を伝えられず、気持ちを胸にしまい込んでしまうこともある。 勇気を出して素直な想いを伝えることで、関係はさらに深まっていく。
一つの縁を大切に育てながら、 揺るぎない信頼関係を築いていく性質。
丑(うし):芽吹きへ向けて力を蓄える大地
丑は、陰の土性を持つ十二支である。
季節では冬の終わり、方角では北北東に位置する。
冷たい大地の下で生命を静かに育み、 春の訪れに向けて力を蓄える時期を表している。 派手に動くよりも、一歩ずつ積み重ねることで大きな成果へつながっていく。
恋愛では、相手との信頼関係をゆっくり育て、 焦らず着実に距離を縮めていく性質として表れやすい。
一方で慎重になりすぎると、 気持ちを伝える前に機会を逃してしまうこともある。 勇気を持って一歩踏み出すことで、関係は大きく前進する。
相手との信頼を少しずつ積み重ね、 揺るぎない絆へと育てていく性質。
寅(とら):春の扉を開く力
寅は、陽の木性を持つ十二支である。
季節では春の始まり、方角では東北東に位置する。
厳しい冬の間に蓄えられた生命が、 地上へ向かって一気に動き始める時期を表している。 新しい環境へ踏み出し、自ら道を切り開いていく力を持つ。
恋愛では、気になる相手ができると、 自分から関係を動かそうとする積極性として表れやすい。
停滞した関係を前へ進める力になる一方で、 相手の気持ちや準備を待たずに、 距離を縮めすぎてしまうこともある。
新しい恋の扉を開き、自ら一歩を踏み出して関係を前へ動かしていく性質。
卯(うさぎ):調和の中で、やさしく縁を育てる
卯は、陰の木性を持つ十二支である。
季節では春の盛り、方角では東に位置する。
春の気が満ち、草木や花が周囲と調和しながら やわらかく広がっていく時期を表している。 強引に道を切り開くのではなく、人との縁や環境を生かしながら成長する力を持つ。
恋愛では、会話や日常のやり取りを重ねながら、 自然に相手との距離を縮めていく性質として表れやすい。 穏やかな気配りで、相手に安心感を与えられるところが魅力である。
一方で相手の空気を読みすぎると、 自分の本音や希望を後回しにしてしまうこともある。 ときには自分の気持ちを言葉にすることで、より対等で深い関係へとつながっていく。
相手の心にやさしく寄り添いながら、 調和の中で自然に絆を育てていく性質。
辰(たつ):未来を見据え、新たな流れをつくる
辰は、陽の土性を持つ十二支である。
季節では春の終わり、方角では東南東に位置する。
春の生命力が最も勢いを増し、大地に満ちた力が次の季節へと受け継がれていく時期を表している。 大きな視野で物事を見渡し、新しい流れを生み出しながら未来を切り開いていく力を持つ。
恋愛では、相手との未来を見据えながら、 関係を一歩ずつ発展させていく性質として表れやすい。 包容力と行動力を兼ね備え、相手を安心させながら前へ導く魅力がある。
一方で理想が大きくなりすぎると、 現実とのギャップに焦りを感じてしまうこともある。 目の前の小さな積み重ねを大切にすることで、大きな夢は現実へと近づいていく。
広い視野で未来を見据えながら、 新しい流れをつくり、大切な縁を育てていく性質。
巳(へび):知恵と直感で、静かに心を惹きつける
巳は、陰の火性を持つ十二支である。
季節では初夏、方角では南南東に位置する。
夏の生命力が勢いを増し、自然のエネルギーが静かに満ちていく時期を表している。 表立って前へ出るよりも、知恵や直感を生かしながら状況を見極め、最善のタイミングで力を発揮する性質を持つ。
恋愛では、相手の気持ちを敏感に感じ取り、 心の距離を少しずつ縮めながら深い信頼関係を築いていく性質として表れやすい。 落ち着いた魅力と大人の余裕で、自然と相手を惹きつける力がある。
一方で慎重になりすぎると、 本音を胸の内にしまい込み、気持ちが伝わらないこともある。 勇気を持って素直な想いを伝えることで、より深く温かな関係へと発展していく。
知恵と直感を生かしながら、 静かな情熱で相手との絆を深めていく性質。
午(うま):情熱を燃やし、力強く前へ進む行動力
午は、陽の火性を持つ十二支である。
季節では夏の盛り、方角では南に位置する。
太陽が最も高く昇り、生命の力が最大限に輝く時期を表している。 情熱と行動力にあふれ、自ら道を切り開きながら周囲を明るく照らしていく力を持つ。
恋愛では、好きになった相手へ素直に想いを伝え、 積極的に関係を前へ進めようとする性質として表れやすい。 明るさと行動力で相手を惹きつけ、恋を大きく動かしていく魅力がある。
一方で勢いが強すぎると、 相手の気持ちより自分の想いを優先してしまうこともある。 ときには立ち止まり、相手の歩幅に合わせることで、より深い信頼関係へとつながっていく。
情熱と行動力で恋を力強く前へ進め、 周囲を明るく照らしながら絆を育んでいく性質。
未(ひつじ):思いやりを育み、実りある関係へ導く
未は、陰の土性を持つ十二支である。
季節では夏の終わり、方角では南南西に位置する。
夏の豊かな恵みを受け、大地が実りを育みながら秋へと橋渡しをする時期を表している。 周囲との調和を大切にし、人や物事を優しく包み込みながら、着実に成長を支えていく力を持つ。
恋愛では、相手の気持ちに寄り添い、 安心できる居場所を少しずつ築いていく性質として表れやすい。 思いやりにあふれた接し方で、穏やかで長く続く関係を育てられることが魅力である。
一方で相手を優先しすぎると、 自分の気持ちを後回しにしてしまうこともある。 お互いの想いを素直に伝え合うことで、より深い信頼と絆へと発展していく。
思いやりと包容力で相手を支えながら、 穏やかで実りある関係を育てていく性質。
申(さる):変化を楽しみ、新しい可能性を切り開く知恵
申は、陽の金性を持つ十二支である。
季節では秋の始まり、方角では西南西に位置する。
実りの季節を迎え、多くの経験を知恵へと変えていく時期を表している。 柔軟な発想と高い行動力を持ち、新しい環境にも素早く適応していく力がある。
恋愛では、会話やユーモアで相手との距離を縮め、 自然な流れの中で関係を発展させていく性質として表れやすい。
一方で刺激や変化を求めすぎると、 一つの関係に落ち着けなくなることもある。 本当に大切な相手を見極めることで、大きな信頼へとつながっていく。
柔軟な発想と行動力で新しい縁を広げ、 楽しみながら関係を育てていく性質。
酉(とり):実りを磨き、価値へと高める美意識
酉は、陰の金性を持つ十二支である。
季節では秋の盛り、方角では西に位置する。
春から育まれてきた生命が美しく実り、 その価値が最も輝く時期を表している。 余分なものを削ぎ落とし、本当に大切なものを磨き上げる力を持つ。
恋愛では、相手との信頼や絆を丁寧に育み、 誠実な関係を築こうとする性質として表れやすい。 相手の良いところを見つけ、美しく調和した関係を大切にする。
一方で理想が高くなりすぎると、 相手にも完璧さを求めてしまうことがある。 小さな違いを受け入れる心を持つことで、より深く温かな関係へと発展していく。
誠実さと美意識を大切にしながら、 二人の関係を丁寧に磨き、価値ある絆へ育てていく性質。
戌(いぬ):実りを守り、次の季節へつなぐ責任感
戌は、陽の土性を持つ十二支である。
季節では秋の終わり、方角では西北西に位置する。
実りの季節を締めくくり、次に訪れる冬へ向けて自然を整える時期を表している。 得たものを守り育てながら、責任を持って次の世代や未来へ受け渡していく力を持つ。
恋愛では、大切な相手を誠実に支え、 安心できる関係を築こうとする性質として表れやすい。 一度結んだ約束や信頼を簡単には裏切らない堅実さが魅力である。
一方で責任感が強すぎると、 相手にも同じ誠実さを求めすぎたり、自分一人で抱え込んでしまうこともある。 肩の力を抜き、お互いを信頼し合うことで、より穏やかな関係へと発展していく。
揺るぎない責任感と誠実さで、 大切な人との絆を守り続けていく性質。
亥(いのしし):未来へ向かってまっすぐ進む信念
亥は、陰の水性を持つ十二支である。
季節では冬の始まり、方角では北北西に位置する。
秋の実りを終えた自然が静かな眠りへ入り、 次の春へ向けて生命を内側へ蓄えていく時期を表している。 外へ向かって広がるよりも、自分の内面を深めながら未来への力を育む性質を持つ。
恋愛では、一度大切だと感じた相手を深く想い、 浮つくことなく誠実に関係を育てていく性質として表れやすい。
一方で一途な気持ちが強すぎると、 自分の考えへ固執したり、周囲が見えなくなってしまうこともある。 相手の気持ちを受け止める柔軟さを持つことで、より深い信頼関係へとつながっていく。
深い愛情と揺るがない信念を胸に、 一つの縁を最後まで大切に育て抜いていく性質。
恋愛相性では、十二支同士の「動き」を見る
十二支も、子なら子の性格、午なら午の性格を見るだけじゃないん?
相性で大切なのは、二人の十二支を並べたときに、どんな動きが生まれるかよ。
動き?
結びつくのか、正面からぶつかるのか、すれ違うのか。
十二支は、二人の間で起こりやすい現象を見せてくれるの。
十二支の相性では、一つひとつの十二支が持つ性質だけでなく、二人の十二支同士の組み合わせを見る。
その代表が、
- 合
- 冲
- 刑
- 害
- 破
である。
- 合は、二つの力が結びつきやすい関係。
- 冲は、正反対の力が正面からぶつかる関係。
- 刑は、同じ問題を繰り返し、関係がこじれやすい状態。
- 害は、悪気がないのに気持ちが噛み合いにくい関係。
- 破は、まとまりかけたものに、ほころびや予定外の変化が生まれやすい関係。
である。
ただし、合があれば良い相性で、冲や刑があれば悪い相性という意味ではない。
結びつきが強すぎれば、依存や束縛につながることがある。
衝突があるからこそ、互いの考え方を大きく変える関係になることもある。
十二支が示すのは、二人の未来を決める吉凶ではない。
二人の間で、どのような現象が起こりやすいかである。
十二支は、二人が立つ舞台を表す
十干だけを見るより、二人の関係が動いてる感じが出てきたな。
十干は、それぞれがどんな力を持つか。十二支は、その力がどんな時間や環境で出会うかを表す。
同じ人でも、立ってる舞台が違えば、見せる姿も変わるってことやな。
そう。そして二人が同じ舞台に立ったとき、結びつくのか、ぶつかるのか、支え合うのか。
それを読み解くのが相性よ。
十二支は、子・丑・寅という十二種類の動物占いではない。
季節、時間、方角、陰陽五行を通して、自然界の気がどの段階にあるのかを表すものである。
十干が持つ力は、十二支という環境の中で形を変える。
そして二人の十二支を重ねることで、
関係がどのように動き、どこで結びつき、どこですれ違いやすいのかが見えてくる。
星導界の相性診断では、十二支を吉凶の印としてではなく、
二人の間で起こりやすい現象を知るための要素として扱っていく。
次回は、十二支の内側に隠れ、表面からは見えにくい本質を表す「蔵干」について整理する。
その後、十二支同士の関係である合・冲・刑・害・破を詳しく見ていく。