算命学の恋愛相性占いは何を見る? 星導界の相性診断を支える7つの要素

星導界

算命学の恋愛相性占いは何を見る? 星導界の相性診断を支える7つの要素

「二人の生年月日を入れるだけで、恋愛相性が分かる」

占いの世界では、よく目にする仕組みである。

しかし、実際に相性診断を作ろうとすると、すぐに一つの疑問へぶつかる。

そもそも、何をもって二人の相性が良いと判断するのか。

  • 性格が似ている二人が相性の良い関係なのか。
  • 正反対だからこそ惹かれ合う二人もいる。
  • 喧嘩は多いが離れられない関係もあれば、穏やかではあるものの、恋愛感情が生まれにくい関係もある。

恋愛相性は、単純に「良い」「悪い」の二択では表せない。

星導界では現在、二人の生年月日から関係性を読み解く、相性診断システムの開発を進めている。

このシリーズでは、その開発を進める中で、
星導界の相性診断が何を見て、どのような思想で二人の関係を読み解こうとしているのかを整理していく。

あわせて、その土台となる算命学の知識を、一つずつひも解いていく。

「相性が良い」だけでは、恋愛は説明できない

ヒコレオン
ヒコレオン

相性占いって、結局は相性が何点かを出せば完成なんじゃないの?

点数を出すだけなら簡単よ。
でも、その点数が何を表しているのか説明できなければ、診断とは呼べないわ。

菟田野愛
菟田野愛
ヒコレオン
ヒコレオン

気が合うとか、喧嘩しにくいとか?

それだけじゃない。惹かれやすさ、安心感、会話のテンポ、
衝突しやすい部分、長く一緒にいられるか。恋愛には、いくつもの相性があるの。

菟田野愛
菟田野愛

相性が良い二人だからといって、必ず恋愛関係になるとは限らない。

一緒にいると落ち着くが、恋愛的な刺激は少ない関係もある。

反対に、価値観がぶつかりやすいにもかかわらず、
強烈に惹かれ合う関係も存在する。

だからこそ、星導界の相性診断では、二人の関係を一つの点数だけで片づけない。

現時点では、次のような複数の視点から相性を整理する構想を持っている。

  1. 本質的な気質の相性
  2. 惹かれ合いやすさ
  3. 会話や行動のテンポ
  4. 一緒にいるときの安心感
  5. 衝突しやすい部分
  6. 恋愛関係としての刺激
  7. 長期的な関係の築きやすさ

「相性が良い」という言葉の中には、異なる種類の関係性が含まれている。

その違いをどう読み解き、どう言葉にするか。
それが、星導界の相性診断を作るうえでの出発点となる。

算命学の相性は、一つの星だけで決まらない

星導界には、貫索星、石門星、鳳閣星、調舒星など、
十大主星をもとにした10人の星導士が存在する。

中心星を見れば、その人が持つ基本的な性質を知ることができる。

しかし、中心星だけで二人の相性を判定することはできない。

同じ石門星を持つ人であっても、
生まれた日の干支や人体星図の配置、十二大従星によって、
性格の表れ方は変わってくる。

算命学では、人の性質を一つの要素だけで見るのではなく、
複数の情報を重ねながら読み解いていく。

相性を見る場合も同じである。

星の組み合わせだけでなく、陰陽五行、十干、十二支、蔵干、人体星図などを重ねることで、
二人の間にどのような関係が生まれやすいのかを考えていく。

星導界の相性診断を支える7つの要素

星導界の相性診断では、おもに次の7つの要素を整理していく予定である。

陰陽五行

算命学の土台となるのが、陰陽五行である。

自然界に存在するものを、木・火・土・金・水という五つの性質に分け、
さらに陰と陽の違いを重ねて考える。

たとえば、火が木によって生み出されるように、
一方がもう一方を支え、力を与える関係がある。

反対に、水が火を消すように、
一方がもう一方を抑える関係もある。

こうした五行同士の関係を整理する考え方が、「生剋比和」である。

ただし、力を与える関係が必ず良く、抑える関係が必ず悪いわけではない。

支えすぎれば依存につながることもある。
抑える関係が、相手の暴走を止める場合もある。

五行の関係は、相性を判断するうえでの最も基本的な土台となる。

十干

十干は、木・火・土・金・水を、
それぞれ陰と陽に分けた十種類の性質である。

同じ火の性質を持っていても、丙と丁では、その現れ方が異なる。

十干を見ることで、その人が持つ本質や、物事への向き合い方をより細かく捉えられる。

また、二人の十干の組み合わせによっては、
「干合」と呼ばれる特別な結びつきが生まれる。

干合があるから必ず恋愛がうまくいくわけではないが、
二人が惹かれ合う理由や、関係が変化しやすい部分を考える材料になる。

十二支

十二支は、子・丑・寅・卯などで表される十二種類の要素である。

一般には「何年生まれか」を示す動物の印象が強いが、
算命学では年だけでなく、月や日にも十二支が割り当てられる。

十二支の組み合わせを見ることで、
二人の現実的な行動や生活感覚、関係の動き方を読み解いていく。

気持ちのうえでは惹かれ合っていても、生活のテンポが合わない二人もいる。
反対に、性格は違っていても、自然に行動を合わせられる二人もいる。

こうした現実面の関係を考えるうえで、十二支は重要な要素となる。

蔵干

蔵干とは、十二支の中に含まれている十干のことである。

表面に現れている性質だけでなく、
その人の内側に隠れている気質を考えるために用いられる。

普段は穏やかに見える人が、恋愛になると強いこだわりを見せることもある。
誰に対しても社交的な人が、特定の相手には独占欲を見せることもある。

外から見える性格と、親密な関係になったときに現れる性格は、必ずしも同じではない。
蔵干は、二人の関係が深まったときに現れやすい、内面的な性質を考える手がかりとなる。

合・冲・刑・害・破

十二支同士には、二人の力を結びつける関係と、まとまりを崩して変化を起こす関係がある。 これらは単純に相性の良し悪しを決めるものではなく、二人の間でどのような現象が起こりやすいかを表している。

関係 読み方 やさしい意味 恋愛で表れやすいこと
ごう 二人の力が結びつき、一つの方向へまとまりやすい関係 自然に親しみを感じる、協力しやすい、一緒に行動しやすい
ちゅう 二人の力が正面からぶつかり、関係に大きな変化を起こしやすい関係 強く反発する、考え方がぶつかる、相手との出会いによって人生が動く
けい 感情や考え方がうまく処理されず、関係がこじれやすい状態 同じ問題で何度も揉める、相手の言動が気になる、責め合いやすい
がい 悪気はないのに、気持ちや行動がうまく噛み合わない関係 善意が伝わらない、誤解が生まれる、タイミングが合わない
まとまりかけた関係に、ほころびや予定外の変化が生じやすい関係 約束や計画が崩れる、小さなズレが積み重なる、関係の見直しが必要になる

簡単に分けると、合は結びつく、冲は正面からぶつかる、刑はこじれる、害はすれ違う、破はほころびが生じる関係である。

ただし、合があれば必ず良い相性で、冲・刑・害・破があれば悪い相性という意味ではない。
強く結びつくことで依存が生まれる場合もあれば、衝突によって互いが成長する場合もある。

星導界では、これらを吉凶だけで判断するのではなく、
二人の間で起こりやすい現象と、その関係をどう扱えばよいかを考えるための要素として捉えていく。

十大主星と人体星図

十大主星は、その人が持つ思考や行動の傾向を表す星である。

星導界では、十大主星を10人の星導士として表現している。
ただし、同じ星であっても、人体星図のどこに配置されているかによって役割が変わる。

自分自身の中心にある星と、家庭や配偶者との関係に現れやすい星では、読み方が異なる。
星導界の相性診断では、中心星だけでなく、恋愛やパートナーとの関係に関わる場所も重視する。

本人の本質だけを見るのではなく、
「恋愛関係に入ったとき、その人がどのような姿を見せやすいのか」
という視点を加えるためである。

十二大従星

十二大従星は、人が持つエネルギーの状態や、精神的な時間の流れを表す星である。

同じ出来事に向き合っていても、すぐに動きたい人と、時間をかけて考えたい人がいる。

恋愛でも、早い段階で距離を縮めたい人と、慎重に信頼を積み重ねたい人がいる。

こうしたエネルギーの強さや、関係を進めるテンポの違いは、二人のすれ違いにつながる。

十二大従星を見ることで、性格の相性だけでは見えにくい、恋愛の速度や温度差を考えていく。

惹かれる相性と、続く相性は同じではない

恋愛相性を考えるうえで、星導界が大切にしたいのが、
「惹かれる相性と、続く相性を分けて考えること」である。

出会った瞬間から強く惹かれ合う二人が、必ず穏やかな関係を築けるとは限らない。
大きな刺激はないものの、一緒にいるほど信頼が深まる二人もいる。

恋愛初期に感じる魅力と、長期的なパートナーとしての安定性は、
別の要素によって生まれる可能性がある。

そのため、星導界の相性診断では、総合点だけを大きく表示するのではなく、
二人の関係を複数の項目に分ける必要があると考えている。

たとえば、総合的な相性が同じ70点であっても、

  • 刺激は強いが、衝突も多い二人
  • 派手さはないが、安心して付き合える二人
  • 会話は合うが、恋愛の進め方に温度差がある二人

では、関係の意味がまったく違う。

点数そのものよりも、

  • 「なぜ惹かれるのか」
  • 「どこですれ違いやすいのか」
  • 「どうすれば関係を育てられるのか」

まで伝えることが、相性診断の役割であると考える。

吉凶ではなく、二人の関係の扱い方を伝える

算命学の要素を調べていくと、
良い組み合わせ、悪い組み合わせという表現を目にすることがある。

しかし、星導界では、相性を単純な吉凶だけで判断しない。

衝突しやすい関係であっても、お互いがその特徴を理解していれば、強い信頼関係を築けることがある。
相性が良いとされる関係でも、相手への配慮を失えば、関係は崩れていく。

占いが未来を決めるのではない。
占いは、二人の間に起こりやすいことを知るための補助線である。

星導界の相性診断が目指すのは、
「この人とは相性が悪いから諦める」と結論づけることではない。

二人の違いを知り、関係をどう扱えばよいのかを考えるための診断である。

星導界の相性診断は、ここから始まる

ヒコレオン
ヒコレオン

思ってたより、見るところが多いな……。中心星同士を比べるだけじゃ全然足りないんやな。

人と人との関係は、それだけ複雑ということよ。

菟田野愛
菟田野愛
ヒコレオン
ヒコレオン

でも、複雑なものを複雑なまま出したら、読んでも分からへんよな。

だから整理するの。難しい理論を並べるためじゃない。
二人の関係を、理解できる言葉に変えるためにね。

菟田野愛
菟田野愛

算命学の恋愛相性は、一つの星や一つの組み合わせだけで決まるものではない。

陰陽五行、十干、十二支、蔵干、位相法、十大主星、十二大従星。
複数の要素を重ねることで、二人の間に生まれやすい関係が少しずつ見えてくる。

星導界の相性診断が目指すのは、二人を一つの点数で評価することではない。

惹かれる理由も、すれ違う理由も、その関係だからこそ生まれる可能性も伝えること。

相性の良し悪しを決めるのではなく、二人の関係を理解するための言葉を届けること。

そのために必要な算命学の知識を、これから一つずつ整理していく。

次回は、相性診断の土台となる「陰陽五行」と「生剋比和」について考えていく。

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